口蹄疫について

 口蹄疫の問題については、当初から宮崎県及び農林水産省によって報道発表の内容がすべて公表されておりましたが、感染拡大を現場取材自粛要請や風評被害に対する過剰な反応もあり全国ネットの新聞・テレビであまり取り上げられていなかったこともあり発生当初の社会的関心は低いものがありました。


 そのような中で、国が政府全体のレベルで対策本部を立ち上げ本腰を入れはじめたこと、全県、全九州、全国的な支援の和が広がっていったことは、間違いなく、インターネット上を通じた情報発信が重要な役割を果たしたのだと考えています。


 しかしながら、今回の口蹄疫問題に対するネット上を流れている情報を見ますと、公式に確認・発表されたものをベースにしたものから、現地関係者からの切実な声、伝聞、噂、デマ、ゴシップ様々なものが含まれているように思います。また、ネット上で行われている議論についても、畜産農家や現場に対する支援・応援的な内容のものから、政権批判色が強いもの、現場批判の色が強いものなど様々なものがあり、内容については十分な見極めが必要です。


 私は、諸般の事情により、今回の口蹄疫問題に対してコメントするのは差し控えたいと思いますが、多くの方に正しくこの問題を認識していただくことが重要であると考えますので、すでにご覧になられている方も多いとは思いますが、ここに行政関係機関及び地元報道機関等のホームページへのリンクを貼っておきたいと思います。


 口蹄疫の早期終息と、畜産農家及び関係業界の生活安定の確保と早期再建、そして現場で連日作業に取り組んでおられる関係団体及び関係行政機関の皆様の安全を願っております。