形式人口学の入門書です。今、書店で入手可能な人口学の教科書レベル本といえば、この本と
岡崎陽一『人口
統計学』(
古今書院、1999年)ぐらいしかないような感じですので、貴重な本だと思います。人口学の基礎概念(
コーホート、
生命表など)、指標(
合計特殊出生率など)、モデル(安定人口モデルなど)などを紹介するとともに、実際にインターネット等で入手可能な公的な人口統計のデータを元にエクセルを使って計算することで人口
統計学への理解を深められるようになっています。
昨年、鳩山前内閣で
普天間問題が瞑想を始めたころから、徐々に読み進めてきたのですが、実は、まだ読み終わっていません。8〜9割は読み終わったんですが、最後のところで、読む気力を失いかけてしまっています。国際関係の歴史を順に追いながら、
国際紛争や安全保障の諸理論を解説している本で、非常に読みやすいし、かつ面白い内容です。読みきれないのは、私が怠惰なだけw
日本の戦時下において経済学者が果たした役割を、何人かの経済学者とその学説などをとりあげながら描き出しています。昔の話といってしまえば、それまでなんですが、学問と社会との関わりというものを考える上で、現代につながる部分も多いのではないかなと思いました。