読んで爆笑してしまったのをいくつか。
1 山敬 契約法 分厚い
いや、まことにそのとおりなんですが(笑)これでググって何を探そうとしているのか(^^ゞ
「山敬」というのは、京都大学の山本敬三先生のことを指しているわけですが、同大学は潮見佳男先生などもいらっしゃるわけでやはり同大の民法は熱いのでしょうねぇ。
- 作者: 山本敬三
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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私は、同書は職場においていますが字引的に使っている感じでしょうか。私自身、民法については正直たいして自信がありませんので、川井健『民法入門』(有斐閣)で先に関連規定の全体像をサクッと頭にインプットしなおした上で、読むような感じにしてますね。両書は傾向が違いすぎる本ですが、足して2で割ると普通の民法教科書くらいにはなるだろうと(笑)
2 地方などどうでもいい
超投げやり発言(嘘)「地方」という用語の使い方なのですが「国と地方」といえば、「国と地方公共団体」ということでその意味で東京も地方になるわけですが、「中央と地方」という言い方にすれば、地方はやはり田舎という意味での用法でしょうから、東京等は含まれないのでしょうね。
余談ですが、私は東京への政治・経済・産業・学術・文化の一極集中を過度に嫌っている人間です。東京への一極集中は危機管理の観点からは望ましくないのはもちろんのことですが、今後経済成長を終えた日本の将来的な発展(衰退?)を考える上でも、東京一極集中というのは望ましくないと考えています。
私に言わせると、地方自治・地方分権の問題というのは、道義的に「田舎が可哀想」とか言うレベルの話ではありません。道路を作れとか、東京並みの生活をさせろとかそういう問題ではない。もちろん、各地方自治体は切実に、それぞれが抱える地域的課題に直面しているわけであって、財源の問題、地域経済へのテコ入れの問題、道路建設の問題を世論に訴え国に要望していかなければならない部分はある。
しかし、国が地方自治の問題を語るときにそのようなレベルで自治を語ってはいけないと思うのです。特に、国の政治家は。権限とか財源の配分の話は、確かに政治的な決断をともなう話ではあるのですが、権限・財源論議の中身それ自体は非常に行政技術的な話なわけでしょう。
今、アジアの中で急成長を遂げる中国、韓国、インド等の国々があって、他方でわが国は政治・経済・文化・人心の面での荒廃があるわけですから、この中で日本の将来に対してどのような布石を打つべきなのか。東京に何もかも一極集中してしまって、東京の元気がなくなれば日本全体がしおれるというまことに薄っぺらい国の構造でよいのか。そこら辺、あまり自治の問題で語られることがないように思うのですが、国の政治家の皆さんはどのように考えているのか知りたいものです。
他方、地方自治体には自治体の側で、単に行政運営論的な話を超えて、どのように住民自治を活性化していくのかという重要な話があるのですが…話が長くなりすぎるので打ち切ります(笑)