若者の意識を探る

 多少関連のあるネタになりますが、平成25年度の厚生労働白書のテーマは「若者の意識を探る」というもので非常に面白いです。便宜的に15歳から39歳の年齢にある方の状態を分析しているわけですが、社会保障政策というと財政問題等もあり高齢者福祉に目が行きがちなのですが、持続可能な社会を目指すつもりなのであれば、もっと社会に現役で活躍している人たちの生活実態というところをきちんと掴んでいく必要があるのだと思います。
厚生労働白書〈平成24年版〉社会保障を考える

厚生労働白書〈平成24年版〉社会保障を考える

 ちなみに、厚生労働白書について言えば、平成24年度の「社会保障を考える」も非常によい白書だったのではないかと思います。社会保障の歴史、哲学、アンデルセンのレジーム論などまで非常にコンパクトに収められており、統計的なデータにより現代日本の姿というのもきちんと示されています。同省ホームページで全文読むことができるのでぜひオススメします。