第2四半期

異動年次でもないのに突然の辞令をいただき、係長に昇任し久しぶりの出先機関勤務となってこの3ヶ月、自分なりにはとにかく精一杯やってきたつもりではありますが、基本的にアウトカム指標でやっている自己採点的には100点満点中15〜20点といったところで、あまり満足できる仕事ぶりではありませんでした。

まあ、他にやりようがあったのかと言われると、そうでもないのですが、第1四半期の仕事のやり方の延長線上では、この1年を乗り切るには難しいだろうと考えているので、第2四半期は、更に仕事のやり方を見直していきたいと思っています。

 

不惑2.0

不惑ネタで少しだけ。先日の「不惑」については、あくまで年齢を示す言葉として用いたのですが、少し気になることがあり調べてみました。

この表現は、言うまでもなく「論語」の「我十有五にして学を志す」から始まる有名な一節に由来するものです。調べ不精で恐縮ですが、ネットで検索すると「①まどわないこと。心が乱れたり悩んだりしないこと。〔論語‐為政〕、② (「論語‐為政」の「四十而不レ惑」から転じて) 四〇歳の異称。」(コトバンク「精選版 日本国語大辞典」)という風に出てきます。

久しぶりにこの「不惑」という語に触れて、当初、さすが孔子先生(というか、孔先生とでもいうのが正しいのでしょうが)、40歳で既に悟りの境地に達してるから迷わないんだな、凄いな…的な感想を持ったのですが、「本当に40歳でその域に達するものなのか?」という疑問やら、「なぜ不惑の後に来る50歳が知命で、60歳が耳順なのか?」順序的にも腑に落ちない部分があり、

を読んでみました。

この本の不惑のところの現代語訳としては「四十歳ではすっかり迷いがなくなり」とあり、先の辞書的な意味と変わらないのですが、その後の説明で「四十歳ごろから孔子は、魯国に仕えて官吏となったのですが、官吏となるにあたって、魯国の政治を改革しようとする理想を掲げ、不抜の決心を立てたので、不惑ということばのなかにその決心がよく表われています。」と書かれています。

私が当初抱いていたような「霞を食ってる仙人」みたいな聖人・超人像で「迷わない」というよりは、覚悟(腹)を決めたので「迷いがない」と言う意味なのだと捉えると、その後の知命耳順の並びも自分的に理解できるような気がしました。

私の最初の捉え方が変で、元からそう読むのかも知れませんし、論語そのものには他の碩学による色んな注釈書みたいなのがあるので別の読み方などもあるのかもしれませんが、今回調べ直してみて色々と考えさせられました。

まあ、私の場合、悟りの境地にも達してないし、覚悟も決まってない私にとっては、40歳で不惑というレベルになるのは到底無理なわけですけどね。

 

 

ちなみに、貝塚先生の上記新書ですが、旧刷りが父の書斎にあり、それを読んだのが小学校の高学年だか中学校だかの頃でして、Kindle版ですが約30年ぶり(厳密に言えば20数年ぶり)にページをめくる形となりました。当時、全ページ読んだわけではありませんし、読んだ部分も意味など分かっていなかったのですが、この本では「子曰く」を「しのたまわく」と書き下してあり(ルビがふってあり)、その後に学校で習った論語では「しいわく」と読んでいたので何故読みが違うのだろうと思ったことがあります。(個人的には、「のたまわく」の方が好きです。)

また、なぜ、この本を読んだかと言えば、おそらく『孔子傳』(NHKアニメーション、1995年)だと思うのですが、テレビ番組で孔子のアニメを見た記憶があり、それで興味が出たのではないかと思います。

 

不惑

…ついに先日40歳になりました。なお、ネットとかで調べると、「不惑」って本来は数え年でのカウントとなるようですね。

個人的に小説&旧アニメ版が大好きな作品である『銀河英雄伝説』の登場人物的に言うと、同盟軍だとキャゼルヌ先輩(CVキートン山田氏)、帝国軍だとオーベルシュタイン総参謀長(CV塩沢兼人氏)くらいの年齢のようです。

あと、今回、ネットで銀英伝の年齢表見ていて改めて思ったのが「シェーンコップ(CV羽佐間道夫氏)が37歳って、おかしいだろ!」ということでしょうか。

後半に続く(続かない)。

梅雨は苦手です…

特急通勤なのですが、自宅から駅、駅から職場まで自転車でそれぞれ10分程度はあるもので、その度に雨合羽を着たり脱いだりしなければなりません。電車にびしょ濡れの雨具を持ち込むわけにもいかず、水泳用の速乾性タオル(スポンジ状のタオルで、絞って繰り返し使える)を使って雨具を拭いたりしているので脱ぎ着の時間もそれなりにかかります。

もう少し距離があったら自家用車を使ったり、同じ職場の人と割り勘でタクシーに乗ったりということも考えられるのでしょうが、中途半端な距離感なのでそれもできません。もう少し辛抱の日が続きそうです。

最近、読んだ本

担当分野の政策や法律関係の本を読んでいることは当然なのですが、係長となったことで人事とか教育指導関係の本を読む機会が増えています。

読んだのは旧版ですが、人事評価制度について拾い読みしました。年度当初の目標設定に伴い係員の面談が必要だったのですが、職場のマニュアルは出来はよいものの、最初に読むには分厚すぎたので、これで勉強した次第です。まあ、流石に他人の人生がかかっているものをいい加減にやるということもできませんからね。

こちらはタイトル通りですが、正直、先輩職員という立ち位置で後輩職員に指導助言するのと、上司としてのそれが同じでよいはずがなく、その辺りの力加減や手法みたいなものに悩みがあり、手当たり次第に色々とかじり読みしている感じです。

この本は、部下の育成について理論的に整理されており、自分の成長プロセスや後輩職員の指導経験などに照らしても納得感のある内容となっています。

しかしながら、すぐに使えるテクニック的なことが書いてある本ではないため、1年間とかロングスパンで人材育成する時に参照すべき内容になるのかなと思います。

ポイントを抑えていて、分かりやすくて良い本です。とりあえず最初の1冊という感じでしょうか。個人的には電子書籍化してくれるとありがたいのですが、とりあえずAmazonで取り寄せました。

 

ちなみに、異動前の職場では、係の規模が大変多く、筆頭職員として後輩職員へのOJTやoff-JTを含めた人材育成も担当業務の中核的な内容だったのですが、その頃に読んだ本(といっても、齧り読み)としては、次のような本があります。

この2冊は、非常に理論的・実証的な本というか、ハウツー的な本ではありません。その意味で、現場ですぐに使える類の本ではないのですが、人材育成系の本というのは著者の実体験などを軸としたケースメソッド色の強い内容が多いので、より統計的な手法が用いられている学術書というのは貴重ではないかと思います。

上記2冊に比べると非常にテクニカルなのですが、分かりやすく、実践的なスキルの習得を行う上では良いのかなと思います。

 

なお、その昔、仕事で資格研修を担当していた頃に買っていた本としては、

があるのですが、当時から積読本になっていて、今、ボチボチ拾い読みしています。

 

バッテリーはビンビンだぜ

…ということで、早朝から電動草刈り機で水田の畦畔や庭の草刈りを実施しました。草刈り機自体は、非常に性能がよく操作や充電も簡単なので気に入っているのですが、やはりエンジン式と比べると持続時間に難があり作業面積に限界があります。