全会一致

 「<知事提出議案>愛知、福井100%全会一致…2月定例会」(8月4日配信 毎日新聞)とのこと。

 全会一致だからって審議されてない訳じゃないでしょうし、事前調整が行き届いてるかどうかは別にしてですよ。国にしろ都度府県にしろ市町村にしろ議員の皆さんにとって、執行部側から提出される議案ってあまり興味がないんじゃないですかねぇ(^_^;)

 委員会主義で実質的な審査や今後の方向性に対する意見はそっちでやってしまうとか、国の法令改正に伴う技術的な条例改正とかはあまり異論が出ないとかそういう部分は背景にあると思うんですけど、議会って提出した議案に対する意見が出るというよりは、その自治体を取巻く時事ネタとかそんなの中心に議論やってるような印象(偏見?)があるんですよね。時事ネタって、確かに重要ですし議会に取り上げ執行部から前向きな答弁を引き出すことで問題が前進するというのはあると思うんですよ。ただ、答弁と言っても現状の説明になったりとか、「今後善処します」とか「検討します」とか、そういうことぐらいしかいえないわけで議論の余地があまりないような印象も。

 ちなみに、条例案を作る執行部側の職員って、法制と細部の詰めを行ったり、色々と資料集めて勉強したり、答弁を行う部局長や委員会に出席する課長等のために想定問答作ったりレクしたりして万全の備えをしたりしてるんですが、何か徒労に終わっている感じがないわけでもないというか。私は一般的な答弁関係は別にして、議案関係とかタッチしたことがないのでよく分からない部分はあるのですが、議案が通るとホッとするのは事実でしょうけど、何も質問が出ないと逆に拍子抜けする感じがありますよねorz.

 そこら辺、実は住民の方の議会や議員に対して託している思いと多少ズレがあったりするんじゃないんでしょうか?