当ページをご覧になっている方のヤフーとかグーグルとかの検索ワードについて、いくつか取り上げて見ます。
1.行政処分
行政処分について、調べたいのならネットで探すよりは行政法の教科書を読んだ方が良いような気がしますねぇ。ネット上では、以前は植村栄治『行政法教室』が読めてとっても便利だったのですが、諸般の事情でネット上には見当たりませんでした。
あと、どーでもいい話ですが、ウィキぺディアの「行政法」の記述として
学説上の定義として、大別すると二つあり、 積極説は、法の元に法の規制を受けながら現実具体的に積極的な国家目的の実現を目指して行われる、全体として統一性を持った形成的国家作用とし(詳細は参照「行政法」(田中二郎・著))、 一方消極説控除説は、国家作用のうち、立法作用、司法作用を除く残余の部分を指すとする。
て(@_@;)
これって「行政」の定義(というか、概念?)であって、「行政法」の定義ではないですよね?
※上記の記事については、いつの間にか直ってました。というか、編集履歴を見る限りでは、この記事の投稿より前に訂正が入っていたようです。私が最新版を確認していなかったと言うことですね。てか、いくらIT時代の情報ツールとは言え、書いてある内容がその日その日で変わるというのもいかがなものなんですかねぇ(2007.10.8追記)
あと…、
行政庁は作為義務・不作為義務を履行しない場合、強制的に行政行為を実現できる。
って(-_-メ)
いんですか?
2.地方自治+学習・学習指導+デザイン・案
えーとですね。そんなに高尚なネタを提供しているブログではないのですが、日記のタイトルがタイトルだけに何も書かないわけにはいかないでしょう。浅学菲才の身にて、コメントさせていただければ、地方自治の学習の仕方について、いくつかのアプローチがありうるとは思いますが、主要なものを2つだけ。
1つが法律学的なアプローチ。「地方自治法」について、ネチネチ勉強する方法です。ご存知のように、4年制大学の法学部レベルで使う自治法のテキストとしては、
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他方で、自治実務についてある程度関与していこうと考えているのであれば、もう少し詳細な本である(というか、実務チックな香りがする)
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地方自治法 (別冊法学セミナー―基本法コンメンタール (No.168))
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その他、学習系の雑誌である『自治実務セミナー』(第一法規)とか、研究系の雑誌である『自治研究』等々があります。ちなみに、自治法なんて条分数が膨大だし、規定のレベルが財政・組織・民事など全般的な分野に及ぶので最初から全部勉強しようなんて考えないほうが良いのかなと言う印象があります。
2つ目は、行政学又は政治学からのアプローチなのですが、あまりこの分野には詳しくないので、どのような本が最適なのかはよく分かりません。比較的最近出た本として、私の記憶にあるのは…
- 作者: 村松岐夫
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その他、経済学(財政学)なアプローチで「自治財政学」という分野もあるようですし、まあ、それぞれの興味や関心に応じた学習計画の立て方とかあるのではないでしょうか?
3.又は・及び
えー、このようなネタは法制系のブログへどうぞ(笑)
自治体の法制部門がやっているサイトや、自治体の法制担当の方が解説しているブログなどもありますので、そちらを参照する方法が最適ではないかと思います。より正確に調べたいのなら、法制執務の本を開くの確実かと。
主要な本を2冊だけ、
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