- 作者: 原龍之助
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 1982/01
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また、自治法改正によりその利用の可能性が拡大された行政財産の貸付制度なのですが、目的外使用許可との違いなどを含めた理論的な問題点というのは実のところ十分に詰められることなしに導入されているのではないかという「印象」を抱いています。時間的余裕があれば、行政法的な観点から十分に検討してみたいテーマではあるのですが…。
- 作者: 杉村章三郎
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 1982/01
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なお、この上記は有斐閣の法律学全集の中の2冊なのです。巻末の一覧を読んで思うのですが、執筆人が豪華だということと、その収録されている範囲の広さというのはすごいものがあります。
市村光恵『行政法原理〔第5版〕』(東京寳文館、大正3年)
大学の授業で戦前・戦後の主要な行政法学者といえば、美濃部達吉、佐々木惣一、田中二郎などで説明が終わるのですが、大学図書館の書庫の中に入るとそれ以外に色々な行政法の教科書があって、目次など眺めていると、現在の行政法の教科書などと違った趣がありなかなか楽しいものです(←やっぱり、変ですか?)。
この本との出会いは、学部3年の頃の「行政救済とADR」というテーマの報告を担当することになって、先輩と同期にそれぞれ、大橋真由美論文*1や政府調達苦情処理関係のADR関係の報告をしてもらって、私は一人「行政救済」とは何かと題して、取り合えず、明治以降の主要な行政法のテキストから行政救済の定義している部分を抜き出して*2、比較検討したことがあったのですが、その際に他の教科書における行政救済の定義が曖昧だったのに対して、一番しっかりしているという印象を受けたのがこの本でした。*3
まあ、今回は手数料についての記述を読み直してみたくて借りてみました。
- 作者: 田中啓一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 1979/10
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- 作者: アリエ・L・ヒルマン,井堀利宏
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2006/04/25
- メディア: 単行本
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というか、仕事の関係で午前様と休日出勤を繰り返さねばならないので、いつ読むのかという根本的な問題が解決されていないのですがorz。