その時歴史が動いた

 本日のNHK「その時歴史は動いた」は、見ていて非常に面白かった。内容の真偽とか、経済学的な評価というのは良く分からないが、少なくとも「所得倍増」という議論がなされていた当時、現在より生活水準が低く、貧しい時代であったことは間違いないのだが、経済分野における明確な目標設定があって、社会全体がその方向に猛烈なエネルギーで成長していける世の中というのは、現在の私から見ると非常に幸せのように思えてならない。もちろん、それは当時の光の部分を過大評価しているからそうなるのであって、公害問題・憲法問題など影の部分もあることに留意はすべきだが。
 ある程度の生活水準が確保され、少なくとも物質的には恵まれた生活環境にいる自分たちにとって、今後の社会の目標なりあり方というのはいかなるものであるべきなのだろうかと考えさせられた。自分が自治体職員になった理由の部分にも深く関わるところなのだが、暇があれば後日、色々と書いてみたいと思う。