何というか…。

 「神田高校の不合格問題 保護者ら嘆願書『校長先生を戻して』」(平成20年11月16日配信 産経新聞)とのことですが、事の発端となった問題について一言、言わせてもらえるなら



 服装や態度がおかしい受験生を落として何が悪い。



 もちろん、例えば生まれつき髪の毛が茶色ぽい生徒を、髪の毛を染めているとして不合格にしてしまうとか、そういう恐れはあるので試験方法としては面接をしたり、内部的に基準を整備したりとか、そういう必要があるのは当然のことですが、わざわざ校長を解任して配置換えしなくても、口頭で注意処分とかすればすむレベルのことではありますまいか。


 志望校の受験をするのなら、面接があろうがなかろうがそれなりの格好で受験するのは当然で、それが受験先に払うべき敬意のはず。学校側は、生徒の見た目とか印象で選んだとかいう問題ではなくて、生徒の受験に対する姿勢で選んだというだけのことでしょう。


 逆に言えば、落とされた生徒達は、就職活動やバイトの面接を受ける時でも同じような格好をするんでしょうか。就職して社会人になって、取引先を営業でまわる時に同じような考えでやるんでしょうか。やらないですよねぇ。それぐらいのことは、中学生でも分かるでしょう。それでも、受験ではそれをやっているのでしょうから、学校教育というのを舐めてるからこそなんですよ。
 

 そんな生徒には、一度、社会の現実というのを不合格という結果をもって教えるべきなんだと私は思います。それこそが、公教育のあるべき姿です。